スーパーモデルと呼ばれる女性たちや、アイドルタレントたちの公表されている体重というのは、標準体重をはるかに下回り、医学的に「ヤセすぎ」である場合が少なくありません。彼女たちの体型を理想と考える人にとって、標準体重がいかにも太めに感じられるのも当然でしょう。従来の標準体重は、体の中の脂肪の割合をまったく考慮していませんでした。だから、標準体重以下であっても脂肪体重の割合が25%を越えていると、見た目はブヨブヨして、いわゆる水太りに見えてしまうのです。医学的にも、脂肪体重の割合が30%以上になると、成人病の発生が多くなるので、体脂肪を減らさなければなりません。しかし、スーパーモデルのような「ヤセすぎ」が続いていても、抵抗力が弱く、将来、病気になる可能性が高くなってしまいます。理想体重は、以下の式で求めます。体重(kg)/身長(m)の二乗から求められ標準値。身長160mの人なら50Kg。これなら、スーパーモデルとまではいかなくとも、バランスよく、美しく見えるでしょう。しかも、健康を損ないません。現在、ヤセたいと思っている人は、この体重より重ければ、ダイエットしてもいいでしょう。ただ、年齢が上がると体力も低下してくるので、35歳を過ぎた方は、目標を従来の「標準体重」に変えてください。もっとも、年とともに基礎代謝(何もしなくても使うエネルギー)や運動量が低下して、食事の量が変わらなくても1年に約0.5Kg体重がふえてくるので、「理想体重」だった人も自然に「標準体重」に変おっていくはずです。これらの計算式は、同じ身長の人を1くくりにしてしまうものですが、本来、人間の体は千差万別。個々人のベスト体重を割り出すなら、もっと別の方法があります。それには自分の18〜20歳ころの体重(このころから太っていた人は別ですが)を思い出してください。体がほぼ完成し、活動も活発だったこのころの体重が、あなただけのベスト体重なのです。現在、この体重より重くなっていれば、ふえたぶんはほとんど脂肪体重です。ダイエットをするのには、やはり目標値が必要です。漠然と「ヤセたい」と思っているより、「何?をめざしたい」という設定があった方が励みになることはいうまでもありません。あなたに合った美しさをめざしてがんばってください。