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ブルースの原型をでとどめている曲

ストーンズのデビュー・アルバム「TheRollingStones(64)」は、1曲のオリジナル(テルーミー)を除いて、みなアメリカの黒人のR&Bのカバー曲でした。そのなかから、ブルースの原型をかなり純粋なかたちでとどめている(キング・ビー)という曲を聴いてみましょう。ここに掲げる譜?は僕が単純化したものです。途中スライドギターとハーモニカが入りますが、バックで浮き立っているのは、ドラムスとベースと1本のギター。

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ドラムスは、2拍目、4拍目に著しい強勢を置くビートを最後まで繰り返します。その2拍目の強勢に合わせて、ベースが開放弦からそのオクターブ上の音まで「ブワオーン」とスライドさせる奏法が特徴的です。ギターは1拍目で3弦を開放弦(D)で強く弾いたあと2フレット上(E)を押さえる。「長2度の上がり」を強調する弾き方です。ボーカルは最初の2ラインで、(ハートブレイクーホテル)の構成音をさらに単純化した「ソード」この3つの楽音を(最後にオクターブの下降が入る)上がり下りしています。もちろんこれは西洋風にホ長調の曲とした場合の階名で、和音というほどの和音が鳴らないこの曲は、終止音を「ド」と特定する必然性はありません。「ド」を「ラ」と読み替えれば、これは「ソーラード」になります。D・E・Gの3音、と言った方が適切でしょう。第3ラインでは、これにBとAが加わって、曲全体ではD・E・G・A・Bの5音が使われたことになります。